2018年9月26日水曜日

RDのスタビライザーについて

さて今日はとりあえず下の動画をご覧ください。



音の違いがお分かりいただけましたでしょうか?

昨今のMTB用リアディレイラーに標準装備されるようになったスタビライザーですが、チェーンの暴れと音が抑えられているのがわかります。

シマノではシャドープラスという表記のディレイラーに装備されています。オンオフスイッチがあり、ホイールを外すときなどはオフにします。それ以外はオンにしておくと良いでしょう。

SRAMではTYPE2リアディレイラーと表記されたものに装備されています。スタビライザー自体はローラーベアリングクラッチという名前で、常時オンになっています。ホイールを外すときにはケージロックというボタンでディレイラーの足を固定します。

動画ではチェーンのかかっているスプロケなど細かい点をそろえるのを忘れてしまいましたが、大まかな違いはつかんでいただけると思います。
個人的な使用感では、SRAMの性能が頭ひとつ抜けていると感じています。高いSRAMをお勧めするのはこのためです。あとケージロックはホイールの脱着が非常にやりやすいです。高いだけのことはありますね。

熟練ライダーになれば、抜重や重心移動で極力チェーンを暴れさせないようにしたりするわけですが、このような新装備を使うことでライディングに集中できますね。

現物の動きが気になる方はぜひ店頭で試してみてください!

ところでyoutubeのチャンネルができました!
いまのところこの動画しかありませんが、ライディングの動画などアップロードしていきたいと思います。

2018年9月19日水曜日

【新車紹介】Breezer Doppler

そろそろ2019年モデルも入荷してきます。
こちらは Breezer ドップラーです。

Doppler Cafe ¥128,000
標準装備のフェンダーを外すとより精悍なイメージに

ドップラーは650Bホイールのアドベンチャーバイク/ランドナーです。同じBreezerのレーダーと比較すると、より重積載に適した構成になっています。
タイヤは47C相当、アスファルトもグラベルもいける太いタイヤで、高いエアクッション性を持ちながら700x25Cとほぼ同じタイヤ周長があります。

ブルベは日本国内ではほぼ100%アスファルトですが、海外とくに北米ではアスファルトのみのブルベは稀有な存在です。高速でのアスファルト走行と、オフロードでの安定性、さらに高い積載力という要請を満たしたのがドップラーです。



こちらのドップラー カフェは、SRAM APEX 1X11のシンプルなドライブトレイン構成で、フロント40Tシングルに11-42Tワイドレシオで幅広い状況に対応できます。
ノースロードバーを装備し、Tektroの油圧ディスクブレーキは十分な制動力があります。
2019年のモデルでは、最上位機種にはハブダイナモとオートライトが標準装備されました。かつてのランドナーを現代的に解釈したとも言えます。

日常の移動から週末のキャンプツーリングまで、シームレスに対応するでしょう。
店長のように8時間以上自転車から離れると死んでしまう方にはおすすめの一台です。

当店に在庫していますのでぜひご覧ください!

2018年9月12日水曜日

秋はキャンプ

秋の気配が近づいてきました。
秋はキャンプに最も適した季節です。


というわけでデイから数日まで、便利なキャンプ道具も
店内に展示販売しております。

10月~11月あたりでキャンプイベントを企画しております。
もちろん自転車"でも"行けるキャンプの予定です!

さて今月の走行会、ご連絡が遅れて申し訳ありません。
9月走行会
【日時】9/30(日) 9:00-(河口)
【場所】重信川 源流近く
今月は重信川を河口から遡って源流まで行きます。
途中からの参加を基本にしたいと思いますので、
重信川の遡上に合わせて合流していく予定です。
9:00に河口大橋を出発し、だいたい20km/hのペースで
北側のサイクリングロードをゆっくり遡ります。
参加ご希望の際には、重信川沿いの合流できそうな場所をご連絡ください。
時間を合わせて合流していきます。

参加費は無料です!
ただし昼食をお持ちください!
最後はオフロードと化しますが、
すぐの場所にベースキャンプを設置します。
通常のロードバイクでも大丈夫です。

参加お待ちしております!

2018年9月5日水曜日

レストア車できました!

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
じわじわ進めていたレストア車が完成しました。

ビフォーアフター
MTBのマッシヴなイメージを保ちつつ、
快適なアスファルト走行を目指しました。

「かつてのレースバイクを普段の足に!」
がコンセプトです。
(ベース車はエントリーグレードですがそこはそれ)

7x3のドライブトレインは一新し、
現代MTB的な1x9にまとめました。
フロント38Tシングル、リア11-36Tです。
クランクセットは安くAlivioの2ピースクランクを使いました。
1万円以下、Deore以下のグレードでも2ピースです。
恐ろしい時代になりました。
リアディレイラーは固着したプーリーだけ交換し、
そのまま7速のものを使っています。

ヘッドはグリスアップして再利用しています。
(古いアルミフレームなので外すのは怖い)
ハンドルはプロムナードバーです。
自然で楽なポジションが取れます。
サイコンはキャットアイの新製品、
CC-RS100W Quickを早速使いました。
とてもすっきりした見た目なので、古い自転車にも似合います。
(税別定価 ¥5,500)

シフターはこういう形状のバーだと引っかかることが多いのですが、
このように誰も見ない表示部分をもぎ取ることで解決しています。
雑な工作が光ります。

ブレーキは新しくしたのにカンチブレーキのままです。
調整がめんどくさいタイプのカンチなのでおすすめできません。
元トライアルライダーが本気で調整すると
めちゃくちゃ効きが良くなるという自慢のために付けました。
余裕でダニエルできる程度には効きます。
カンチが効かないと思っている皆様には是非一度試していただきたい。

試したところで今更ディスクかVを使えばいいんですけど。
こんなレガシー装備を使う必要はありません。見た目だけです。

なおホイールに関してはこちらの記事をご覧ください。
完全新規です。


さて、気になるお値段ですが、
ちまちま部品を買っていたので正確には計算していません。
タイヤ・ホイール前後:約¥34,000(組上作業料込)
レバー含めたハンドル周り:約¥10,000
ドライブトレイン:約¥16,000
その他:約¥8,000
合計:約¥68,000
くらいです。

今回はフレーム、フォーク、ヘッド、RD以外は
シートピンまですべて交換しましたのでこの値段ですが、
再利用するパーツを増やせばより安価にもできます。

自宅に眠っている古いレースバイク、
あるいは部品取りから外したそこそこ良いフレームなど、
種にできそうなものがございましたらご一報ください。
お見積は無料です。

懐かしい一台にもう一度乗ってみませんか?

2018年8月29日水曜日

ハブダイナモ

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。

たいへん急で申し訳ないのですが、下記日程で臨時休業いたします。
9/1(土)
9/2(日)
9/3(月)
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。

さて、近年普及したハブダイナモ、スポーツ車用のQRのものもあります。

こちらは店長のハブダイナモDH-T780-1Nと、
ライトはB&M Cyo senso plusです。
ドイツのStVZO規格にも適合したオートライトです。

DH-T780-1NはXTグレードのハブダイナモです。
(XTはロードバイクだとアルテグラ相当です)
出力は1.5Wと小さいのですが、シマノのハブダイナモ中
最軽量のモデルです。
32Hと36H、色も黒とシルバーがあります。
お値段は税別定価¥12,200です。

B&MのLEDライトと組み合わせて使う場合、
この出力でも十分な明るさがあります。
ライトの配光制御で数値以上に明るいのがB&Mの特徴です。

QRなしで423gです。
こちらはなんとアルミ巻線を使用しています。
自動車のオルタネータでは主にコスト面で実用化されていませんが、
スポーツ車用パーツではコストを比較的気にしないので
贅沢にも採用されています。

QRタイプのスポーツ車向けハブダイナモ、
シマノのトレッキングシリーズが価格と性能でおすすめです。
現在のラインナップでは、
XTグレード
DH-T780 ¥12,200
DH-T8000-3D ¥13,052(ディスクブレーキ対応)
LXグレード
DH-T670 ¥8,749
DH-T675 ¥10,368(ディスクブレーキ対応)
NEXUSグレード
DH-3D32 ¥5,520(ディスクブレーキ対応)
DH-C30002N \3,846
などがあります。

当店ではシマノ以外にもシャッタープレシジョン、シュミットなど
ほぼすべてのメーカーのハブダイナモを取り扱っております。
XTのこれより軽いものも多いのですが、価格とハブとしての
総合性能で考えるとシマノがおすすめです。(特に価格)

付けると重くなりますか?と聞かれることが多いのですが、
出力の分だけ損失が当然出ます。
物の本によると0.5km/h程度の速度低下になるそうです。

これから暗くなるのが早くなりますね。
バッテリーなどを気にせず使えるので、
通勤車やツアラーにおすすめです。

というわけで、明日から9/30まで
ハブダイナモホイール組上作業料、
通常¥4900のところ¥2000にてご提供します。
(部品をすべて当店でお買い上げの場合)
さらにライトをセットでご購入の場合には、
ホイール組上作業料¥0となります!どや!

なんとなく今思いついたのでやってしまいます。
個人ではなかなか手が出ない上に、
完組ホイールにはないハブダイナモ、
この機会にぜひどうぞ!

2018年8月22日水曜日

【新車紹介】アラヤ マディフォックス

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
新車ではなく当店の奥で眠っている在庫なんですが、
アラヤ マディフォックスのご紹介です。

税別定価¥106,000

伝統のマディフォックスの名を受け継ぐ純血種です。
XCからオールマウンテンまでライダー次第のMTBです。

写真は16年モデルなので細かいパーツ構成が現行とは異なりますが
基本は同じ、27.5インチのMTBです。

現代のMTBでは珍しく、リジッドフォークを採用しています。
今ではサスペンションフォークはMTBの一番高価な部品になりました。
この価格帯でサスペンションフォークを入れると、
性能的にない方がマシ程度のものがついてきます。
リジッドを採用したのは理にかなった設計でしょう。

タイヤはシュワルベ スマートサムです。
当店在庫はリア135mmですが現行車種は前後ブースト規格です。
27.5+規格のタイヤにももちろん対応しています!

コンポーネントはブレーキ以外Deore 3x10速です。
今年以降のモデルには新型のM6000が採用されており、
フロントは36-26Tのダブルです。
ブレーキはシマノBR-M365です。
シリーズ設定なしですが十分な制動力のある油圧です。

左:WTB ホライゾン 650x47B
右:パナレーサー グラベルキング 27.5x1.5"

MTBですが、650Bアドベンチャーバイクに近い設計です。
上記のようなオン/オフ両用のグラベル向けタイヤを履かせると
マルチパーパスに化けるでしょう。

今年モデルからボトル台座がフォークに用意されました。
フロントキャリアとバイクパッキングでツアラーにも、
ドロップバーにして高速グラベルマシンにしても、
もちろん里山でも活躍します。

細かいパーツが地味に良いですね。
ステムやバーにRitcheyが採用されています。(COMPですが)

かつてミヤタのリッジランナーと人気を二分した
国産MTB黄金期を支えたマディフォックス、
21世紀の今こそいかがでしょうか。

2018年8月15日水曜日

新造船

こんばんは。島の回し者バイクカフェ カイエンドーです。
新車でもなんでも新しいものはうれしいですね。
興居島の泊-高浜間に新しいフェリーが来ます。
現行のえひめ2は退役して新造船しとらすが就航します。

ノベルティグッズをいただきました!

8/18からの就航だそうです。

島に行くとちょっとしたクルーズ気分になりますね。
夏休み間満載です(業務で渡っております)

時間をうまく合わせると、島に沈む夕日が見られます。
ただし帰りの船便の時間には十分ご注意ください。

島の道路は現在復旧が進められております。
涼しくなったらまた走行会で渡航しますので、
まだ島を体験されてない方はぜひお越しください!