2021年3月29日月曜日

「どうぐや」オープンしました

 カイエンドーオンラインの姉妹店、「どうぐや」オープンしました。

どうぐや

8bitのファミコンテイスト溢れる名前ずばりそのまま、旅とアウトドアの便利な道具を取り扱います。

アウトドア用品はカイエンドーオンラインから分離しました。

これでカイエンドーオンラインでは自転車本体、ホイール、自転車パーツなど自転車に特化したラインナップに、どうぐやはアウトドア用品に特化したラインナップになります。

なお、どうぐやで取り扱っている商品は実店舗でもお買い求めいただけます。今後もアウトドア用品は拡張していきますので、よろしくご愛顧のほどお願いいたします。

2021年3月21日日曜日

ハブダイナモ+リアホイール

 以前からご要望の多かった、ハブダイナモホイールと揃えられるリアホイールの製作を進めております。

もうじきオンラインストアの方で販売開始です。が、コロナウイルスの影響で部品供給が途絶えており、速くて5月の連休くらいの予定です。

ハブダイナモと揃えて毎日使う、長期耐久性を重視したホイールです。日常用なので高価すぎず、かといって完成車付属品や補修用とは一線を画す手組ホイールというコンセプトです。

パーツに関しましても、ハブは最も安価なクロスバイク用でもAcera T3000、ディスク用にはDeore M6000、ロード用のOLD130mmモデルはTiagra RS400を使用する予定です。スポークは今まで通りDTチャンピオンと星スターブライトです。決して軽くはないですが、強度・耐久性では定評のあるものですので、毎日の通勤や練習用の鉄ゲタとしてご利用いただけると思います。

加えて、ご好評いただいております、ミニベロ用0.9W ミズナラが、待望の黒スポークで再登場の予定です。


黒スポーク化と同時に、従来の3クロスから2クロスに変更、5gくらい軽くなる予定です。
フロント用なのでクロス数が変化しても性能的にはあまり差はありません。見た目は若干スッキリします。

なお同じ20インチのシルバーモデル、コナラは、使用しておりますリム ARAYA AR-213が廃番になってしまいましたので、当店在庫のみで製作しておりました。ついにリム在庫が僅かになりました。あと数枚で終了です。後継リムがほぼない状態ですので、これでいまのところ終売の予定です。

なお、ご要望の多かった406サイズの20インチハブダイナモホイールももうすぐ完成予定です。こちらはリアホイールとほぼ同時期になる予定です。

それと若干面白い?風変わりな?ホイールも鋭意製作中です!お楽しみに!


2021年3月14日日曜日

新宮茶はじめました

新宮茶の取扱をはじめました!

お茶好きの間では有名な、四国中央市新宮町の山間で作られる銘茶です。

詳細はこちら:脇製茶場

現状はティーバッグ中心のラインナップです。
ご要望いただけましたらお取り寄せも可能です。

店長のイチオシはこちら、かんきつ紅茶
いよかんやみかんなどの皮とレモンピールをふんだんに用いたフレーバーティーです。
パッケージを開けた瞬間に広がるかんきつの爽やかな香りと、ほんのり甘い飲み口でどなたにもおすすめです。

野点はもちろん贈り物にもどうぞ!

2021年3月7日日曜日

古いBEタイヤ(耳付きタイヤ)の交換

 さてスポーツバイク専門店のくせにチューブレスタイヤよりBEタイヤ(耳付きタイヤ)の交換経験の多い店ことカイエンドーです。

古い実用車にタイヤ交換で入庫していただきました。昭和の耳付きタイヤです。

「耳付きタイヤ」ことBEタイヤ、正式名称はBeaded Edgeタイヤです。ビード部から耳というか謎のヒレが出ており、これでチューブを包む構造になっています。チューブラータイヤが分解された状態だと思っていただければわかりやすいです。

白い部分が耳です。サイドウォールではありません。切り欠きはバルブが通る穴です。昔交換したものはこの部分は切られていたんですが、これは切ってなかったので適当に切りました。

耳付きはリム打ちパンクに強く悪路に強いと言われていますが、ほんまかいなって感じですね。現在だと。昔はどうだったんでしょうか。

交換ですが、外すときは手で引っ張るとガバっと取れます。昔のHEとかクルーザー用のシングルウォールリムのノリでいけます。ビードの下に耳があるのでタイヤレバーは刺さりにくかったりします。

付けるのはめんどくさいですね。相当難しいとかよく言われますが、実際やるとそうでもないです。ただひたすらめんどくさいだけです。

要は分解されたチューブラーなので、リムにはめながらタイヤでチューブを包んでやります。左の写真のように、まず耳を全部リム内に落とし込んで、右のように内側に折り込んでいきます。ビードにはワイヤーが入っておらず柔らかいので、グニグニと押し込んで行けば大丈夫です。無理に引っ張るのは禁物です。多分変形してしまいます。

片方の耳がリム内に入ったらビード部を押し込み、それから反対側からチューブを入れます。この時、一度チューブを軽く膨らますとタイヤ内側にチューブが押し付けられ、折れ曲がりなどがなくなって反対の耳を入れやすくなります。今となっては正しい方法かどうか知りませんが、紆余曲折を経て得た重要な知見です。これの有無で難易度が激変します。交換する方は(いないと思うけど)どうか参考にしてください。


いきなり完成です。まずは耳を反対の耳とチューブの間に入れていきます。入りにくい場合には樹脂製で先の丸いタイヤレバーを使ってチューブを傷つけないように押し込んでいきます。耳を入れながらビードもはめ込んでいきます。同時にやらないとハマりにくいのでうまいことやっていきます。慣れれば大したことはないのですが、写真を撮る余裕はありませんでした。

さて、自転車用のタイヤにはBEの他にHEとWOという分類もあります。これらはビード径とリム外径でそれぞれ設計されており、歴史的には別物です。しかし、これも現在ではほぼ意味のない区分になりつつあります。なおこれについてはなんだかんだでアラヤのサイトが詳しい

この区別を無意味とする向きもありますが、当店のように古い部品を扱うショップや古い自転車をお持ちの方には重要になりえます。とは言っても、最も問題になるのはHEリムにWOタイヤを付ける時なので、そもそも700Cや650BのHEリムは過去に存在していませんので(たぶん)(私の知る限りでは)(そういうのに限って出てきたり)大丈夫だと思います。

古いWOリムに現代のHEタイヤを付けた場合、問題になることはおそらくほぼないと思います。(どちらもビード径で管理されているため)

MTB用の29インチと27.5インチは登場時点でWOと同じくビード径で設計されています。したがって現状、注意すべきはTiogaなどの一部に見られる古い設計のタイヤのみです。

過去には私も半信半疑で古い650Bリムに27.5インチタイヤを付けていましたが(当時はリム・タイヤどちらのメーカーからも明確な回答がなかった)現在ではすべてビード径に統一されています。たぶん

最後に、BEについてはそもそもビード径なのかなんなのか正直よくわかりませんが、当店取扱いのものはメーカー在庫のみになってしまいました。交換をお考えの皆様、なるべくお早めに!