2016年8月31日水曜日

そろそろ秋の気配が

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
さてここ数日で急に涼しくなって秋が近づいてきた感じがあります。

秋は自転車で走りやすい季節ですね。
秋晴れの日には自転車で通勤・通学というのも良いものです。
そこでお勧めな車種をいくつかご紹介したいと思います。

ラレー クラブスポーツ ¥75,000
こちらはクラシカルなたたずまいの700Cクロスバイクです。
スタンドとフェンダーが標準装備されているので、通勤通学には非常に便利です。


ロゴは1960年代頃のラレーの復刻ロゴなのがポイントです。
サドルは本革のBrooks B17が標準装備です。


Calamita ciao! ¥58,000
細身のホリゾンタルフレームの美しいクロスバイクです。
フロントをシングルにするなど上手にコストダウンされているので、この価格帯でも
フレームとフォークはフルCrMoで丁寧に溶接されています。
ホイールはMTBと同じHE26インチですので、タイヤ選択肢の幅が非常に広く、ロード並みに
細いタイヤから太めのブロックパターンまで選択肢の豊富さも魅力ですね。
カラーはマットカラーの4色展開です。


フェンダーとキャリアも前後に装着できるため、ツーリング車のベースにもぴったりです。


Elios Viaggio ¥99,000
さてこちらは国内では当店でしか手に入らないイタリア直輸入車です。
1920年代に誕生したロードスター型自転車から変わらない姿、職人のハンドメイドです。
ロッド式リムブレーキや砲弾型のライトが非常にクラシカルな姿を演出しています。
フレームの剛性も高く、700Cホイールのため平地での巡航速度は以外と出ます。
試乗したお客様からも「思ったより加速が良い」「予想以上に速い」「目線が高いので爽快」
といった感想をいただいております。

こちらは当店試乗車ですので、スタンドは片足センタースタンドから
両立センタースタンドに交換しています。

こちらのサイドバッグはBasil Mara ¥3,800
左右連結セットでこのお値段、左右で26リットルの容量があるお買い得モデルです。

取り付けはストラップ式です。

フタを閉めなくても走れるので、長物の運搬にも向きます。
大きめのA4ビジネスバッグもすっぽり入ります。

さて、「スポーツバイクと普通のシティ車だとどう違うのか?」というご質問をよく頂きます。
値段が倍以上違うクロスバイクとシティ車、本当に価格差のだけはあるのか?
という点ですが、結論から言うとあります。
まずスポーツ車は軽量に作られています。
フレームの剛性も格段に上ですので、ペダルを踏む力を効率的に利用でき、
加速性も非常に良くなっています。
変速機があるため軽いギアを使うことができるのも利点です。
さすがに電動アシスト車ほどとまではいきませんが、比較的楽に坂も上れます。

さらに、当店で主に扱っておりますCrMo(クロムモリブデン鋼)の自転車は、
シンプルで飽きの来ないデザインでかつ長持ちもします。
適切なメンテナンスと消耗した部品交換を行えば、20年から30年は普通に走れます。
長い目で見ると以外と安いのではないでしょうか?

この秋から自転車通勤を始められてはいかがでしょうか?

あそうだ、あと自転車はびっくりするほど痩せますよ・・・
女性にもお勧めです。

2016年8月28日日曜日

珍踊り

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
さて本日は三津浜珍踊りが行われました!


心配されていた雨も何とか降らず、仮装や出し物、
商店街のおいしいお店の出店などで大変賑わいました!
ここ数年で始まったイベントですがすっかり夏の定番になりましたね。
来年は店長もなにかせねばなぁと思案中です。


さてこちらは店長私物試乗車のアラヤ フェデラルです。
定価 ¥60,000

ランドナーに分類されますが、ツーリング用途ではなく、
スニーカーで乗れる快適街乗り用を目指してちょこちょこ組み替えました。


ハンドルは日東のムスタッシュバーに交換、補助ブレーキは取り外してあります。
フロントキャリアは純正、これに純正のライトホルダーをつけてあります。
フロントバッグはオーストリッチのF-516です。
ポイントは手塗りの金魚ベルですね。

フェンダーを外すとカタログ写真からかなりかけ離れ、
CrMoフレームらしいすっきりした外観になりました。
なおフェンダーは別の物を取付ける予定ではあります。
安価ですがフレームがしっかりしており、汎用性も高いので通勤にはもってこいだと思います。

試乗はいつでもできますのでお気軽にどうぞ!
650Aホイールなので加速も良いです。一度お試しください。

2016年8月22日月曜日

はまらないタイヤの謎

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。

さて、本日はタイヤとリムのお話です。
ごく稀に「20インチって書いてるのにタイヤが合わない!」とか、
「26インチなのにタイヤが全くはまらない!」といったご相談をいただきます。

結論から言うとシティ車の26インチとMTBの26インチは別物で、リムの直径も
タイヤビードの規格も異なるため全く互換性がありません。
20インチ小径車でも現状出回っているサイズは大きく2種類があります。

ホイールのサイズは長い歴史の中で各社が色々試行錯誤したためか、
また各国ごとにお国事情など相まって非常にややこしい事になっています。

詳しいことはアラヤのサイトで大変詳しくまとめられています。
流石は大手リムメーカー!
http://www.raleigh.jp/InfoFAQ/060701_wheel-adv.htm
(なお上のリンクを読んだら今日のここから下は読む価値が無くなります)

タイヤサイズは、リムに表記されているETRTOのサイズで選べばほぼ間違いありません。
700Cや26インチなどの呼称はあくまで規格の呼び径だと思った方が無難です。
紙のサイズのA4とかB5とか、または釣り糸の号数表示と同じようなもんだと思ってください。

ETRTO(ヨーロピアンタイヤリムナントカの略です、詳しくはGoogle先生へ)表記だと、
700Cロードバイクの大半は622になります。この数値はビード径になります。
ビードとはタイヤのリムに接触する部分になりますので、ここの寸法を抑えていれば
寸法的にタイヤがはまらない事はなくなります。

20インチ小径車にも、現行では406サイズと451サイズがあります。
(さらに細かく言うと406はHE規格、451はWO規格が主流でまた色々ややこしい)

MTBの26インチはビード径559、シティ車の26インチは590と、
なんと30mmも違いがあります。

で、こちらの写真です。

こちらはアラヤ フェデラル(26インチ x 1 3/8)にMTB用の27.5inホイールを履かせて
ブレーキシューの調節でなんとかなるのを確認して喜んでいた写真です。

フェデラルのホイールサイズは26インチ x 1 3/8という、シティ車の26インチ規格です。
この規格はETRTOでは590です。
MTBの27.5インチは584ですので、6mmをブレーキシューの調節でどうにかできれば
フェデラルに27.5のホイールが履けます。

フェデラルで日本一周にチャレンジされている方にも複数ご来店いただいておりますが、
このサイズだと最悪の場合、国内ならどこにでもあるママチャリ26インチタイヤで走れるという
利点があります。おそらく日本国内最も普及しているのがママチャリ26インチだと思います。
国内に限れば補給の心配がなくなるという利点は大きいですね。

なお、このETRTO590は650Aという伝統的にランドナーで用いられていたサイズです。
しかしながら現在ではほぼ絶滅危惧種になっており、タイヤ選択肢がほとんどありません。
そこで普段使いにするならば27.5インチで選択肢の幅を増やしてみようという魂胆です。

余談ですが、トライアスロンで愛用者の多いロードの650サイズは650Cという規格になります。
こちらはETRTOで571です。

AとCがあれば650Bも存在します。
こちらも伝統的にランドナーのサイズで、650A以上に絶滅に瀕しております。
ETRTOは584です。

584?MTBの27.5インチと同じでは?と思われるかも知れませんが、
650Bはビード形状がWO規格、MTB27.5はHE規格なのでタイヤがはまりません。
往年のランドナー乗りの皆様、きっとがっかりされたんだろうなぁ・・・

というわけでタイヤのサイズは大変ややこしいことになっております。
間違えてはまらないタイヤを買ってしまわないようにETRTOで確認してください。

なお万一間違えて買ってしまった場合でも、当店までお越しいただければ新古として
買取も可能でございます。(ちゃんと古物商の許可をとっておりますよー)

2016年8月16日火曜日

残暑お見舞い申し上げます


こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
さて夏も真っ盛りですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
当店もお盆休みを頂いております。



四国の本気は夏にございます。
海も山も大変暑いもとい綺麗な時期です。


今年は例年にないほどの厚さですね。
お出かけの際には水分補給をお忘れ無く!

なお8/17(水)まで当店お休みです。
8/18(木)から営業再開となります。よろしくお願いいたします。

2016年8月7日日曜日

前か後か?

こんにちは。バイクカフェ カイエンドーです。

さて本日は三津浜花火大会です。
http://mitsuhama.net/hanabi/
にわかに街中も活気づいてきたような感じです。

さてさて本題です。
「パニアバッグ2個の場合、フロントとリア、どちらにつけるべきか?」
というご質問をごく稀にいただきます。

前か後か?

往年のランドナー乗りの皆様だと、そんなの前一択だろう!
というところになると思いますが、私の回答は
「基本はリアで、ただしフロントの方が登りで楽、ようするにどっちでもいい」 です。

<どちらが楽か?>
前に積んだ方が楽です。
プルよりもプッシュの方が荷物の荷重をトラクションに使えるため
特に登りで圧倒的に楽になります。

<操縦性について>
前に積むと重くてふらつきそうですが、左右どちらかが極端に重くない限り
そういうことは一切ありません。
ただし、操舵輪が重くなるのでバイクコントロールが難しくなり
特に荒れた路面や段差からの入力に対して筋力を使います。
つまり上腕から肩、背筋にかけての上半身がたいへん疲れます。

この理由で、未舗装路が多い海外では後ろに積むことが多いそうです。
イタリア人いわく、ヨーロッパでも石畳やダートが多いため、
後ろに積むのが標準的だそうです。

また、前に積んだ場合には操舵輪に荷重がかかるので、コーナリング時に
オーバーステア気味になり、リアの場合には逆にアンダーステアになります。
特にリアは遠心力で振られるので下りのコーナリング時に外側に引っ張られます。

また、パニックブレーキの際に前転しやすいのは前積載です。
(特に最近の高性能なブレーキは効きが良いので)

<キャリアの入手性について>
リアキャリアの方が圧倒的に種類が多く安価です。
(とは言えリアキャリアも定番に落ち着くのであまり意味はなかったり・・・)
また、ディスクブレーキとフロントサスのMTBではフロントキャリアはほぼ取り付け不可能です。
MTBをツーリング車に使う北米では、この理由(と上記未舗装路の問題)で
メーカーもフロントキャリアを殆ど作りません。

という点を総合して、これからツーリングを始めたいという方にはリアキャリアをおすすめしています。
(特にブレーキング時の前転が怖いので)
リアキャリアの付くロードバイクや、シクロクロスベースのツーリング車が増えた現在では
入手(と価格)に難のあるフロントキャリアは玄人向けのピーキーな仕様だと考えています。

「基本はリアで、ただしフロントの方が登りで楽、ようするにどっちでもいい」
ということになりますが、慣れている方はぶっちゃけどっちでもいいと思います。
長距離ライダーの皆様、登りの場合には重い荷物を前に移してみてはいかがでしょうか?
多少は楽になるかもしれません。


2016年8月3日水曜日

8月のお知らせ色々

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
さて8月です!夏休みです!
皆様ボトルに水は充分入っておりますでしょうか?
暑い日々が続いておりますが店内は涼しくエアコンが効いております。

さて8月のお知らせです。
まずこちら
わくわく三津浜コラボイベントその1!
フリーパス提示で50円off!

フリーパスをご呈示いただけますと、カフェメニューが全品50円引きになります。
わくわく三津浜の期間中限定ですのでお見逃しなく!

さて夏のカフェメニューのお勧めはアフォガートです。

バニラアイスにエスプレッソをだばっとかけてください。
ひんやり甘苦くこの時期にはおすすめです!
アイス表面で凍ったエスプレッソ氷がシャリシャリしててまたうまい!


そしてわくわく三津浜コラボイベントその2!
こびとラリー!

当店の店内どこかにこびとがやってきました!
発見できたらスタンプ進呈です!
三津のいろんなお店にこびとが来ておりますので、是非こびとコンプリート目指してくださいね。


さて新車も入荷中です。
またレビューしていきますのでお楽しみに!