2016年8月22日月曜日

はまらないタイヤの謎

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。

さて、本日はタイヤとリムのお話です。
ごく稀に「20インチって書いてるのにタイヤが合わない!」とか、
「26インチなのにタイヤが全くはまらない!」といったご相談をいただきます。

結論から言うとシティ車の26インチとMTBの26インチは別物で、リムの直径も
タイヤビードの規格も異なるため全く互換性がありません。
20インチ小径車でも現状出回っているサイズは大きく2種類があります。

ホイールのサイズは長い歴史の中で各社が色々試行錯誤したためか、
また各国ごとにお国事情など相まって非常にややこしい事になっています。

詳しいことはアラヤのサイトで大変詳しくまとめられています。
流石は大手リムメーカー!
http://www.raleigh.jp/InfoFAQ/060701_wheel-adv.htm
(なお上のリンクを読んだら今日のここから下は読む価値が無くなります)

タイヤサイズは、リムに表記されているETRTOのサイズで選べばほぼ間違いありません。
700Cや26インチなどの呼称はあくまで規格の呼び径だと思った方が無難です。
紙のサイズのA4とかB5とか、または釣り糸の号数表示と同じようなもんだと思ってください。

ETRTO(ヨーロピアンタイヤリムナントカの略です、詳しくはGoogle先生へ)表記だと、
700Cロードバイクの大半は622になります。この数値はビード径になります。
ビードとはタイヤのリムに接触する部分になりますので、ここの寸法を抑えていれば
寸法的にタイヤがはまらない事はなくなります。

20インチ小径車にも、現行では406サイズと451サイズがあります。
(さらに細かく言うと406はHE規格、451はWO規格が主流でまた色々ややこしい)

MTBの26インチはビード径559、シティ車の26インチは590と、
なんと30mmも違いがあります。

で、こちらの写真です。

こちらはアラヤ フェデラル(26インチ x 1 3/8)にMTB用の27.5inホイールを履かせて
ブレーキシューの調節でなんとかなるのを確認して喜んでいた写真です。

フェデラルのホイールサイズは26インチ x 1 3/8という、シティ車の26インチ規格です。
この規格はETRTOでは590です。
MTBの27.5インチは584ですので、6mmをブレーキシューの調節でどうにかできれば
フェデラルに27.5のホイールが履けます。

フェデラルで日本一周にチャレンジされている方にも複数ご来店いただいておりますが、
このサイズだと最悪の場合、国内ならどこにでもあるママチャリ26インチタイヤで走れるという
利点があります。おそらく日本国内最も普及しているのがママチャリ26インチだと思います。
国内に限れば補給の心配がなくなるという利点は大きいですね。

なお、このETRTO590は650Aという伝統的にランドナーで用いられていたサイズです。
しかしながら現在ではほぼ絶滅危惧種になっており、タイヤ選択肢がほとんどありません。
そこで普段使いにするならば27.5インチで選択肢の幅を増やしてみようという魂胆です。

余談ですが、トライアスロンで愛用者の多いロードの650サイズは650Cという規格になります。
こちらはETRTOで571です。

AとCがあれば650Bも存在します。
こちらも伝統的にランドナーのサイズで、650A以上に絶滅に瀕しております。
ETRTOは584です。

584?MTBの27.5インチと同じでは?と思われるかも知れませんが、
650Bはビード形状がWO規格、MTB27.5はHE規格なのでタイヤがはまりません。
往年のランドナー乗りの皆様、きっとがっかりされたんだろうなぁ・・・

というわけでタイヤのサイズは大変ややこしいことになっております。
間違えてはまらないタイヤを買ってしまわないようにETRTOで確認してください。

なお万一間違えて買ってしまった場合でも、当店までお越しいただければ新古として
買取も可能でございます。(ちゃんと古物商の許可をとっておりますよー)

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