2019年11月28日木曜日

みかんのシーズン

みかんのシーズンになりましたね。
日本一周など長距離の皆様はみかん山バイトで越冬される方も多いかと思います。


滞在中なら、普段できない時間のかかる整備も修理もがっつりできます。
南予まで回収にも行けますので、修理や整備がございましたらご連絡ください!まずは無料でお見積もりからとらせていただきます。

もちろんみかんバイト以外の整備、修理も随時承っております!

2019年11月24日日曜日

バイクパッキング 積載例

昨日から今日にかけては11月の夜会でした。

10月の前回はダブルバッグ2個をフロントキャリアに積むトラディショナルなスタイルで行きましたが、今回はバイクパッキングで行きました。
どこに何をどう積んだかについて解説して行きたいと思います。

積む箇所によってジャンルを決めておくと、設営時や撤収時にすばやく行動できるのでおすすめです。
今回は以下のように積んでいます。
左フォークレッグ:シュラフ
右フォークレッグ:調理器具
トップチューブ:テントポール
ビンドルラック:テント、マット、テーブル
ハンドルバー下:椅子
ハンドルバーポーチ:ライト、小物類
バックパック:着替え、食料、水

まず左フォークレッグのヴァーサケージにはドライバッグに入れたシュラフと枕です。これらは突然の雨で濡れたり汚れたりすると大変困るのでドライバッグに入れたほうがいいですね。
シュラフはかさばるので左にしています。右に大きな荷物を付けると、追越をする車の邪魔になります。

右レッグの白い袋に入れているのがこれらです。

コッヘルはエバニュー チタンカップ400FDと760FD、これらは本来マグカップですが、ぴったりスタックできるので軽量コッヘルセットにすることができます。フタはマルチディッシュです。
さらにスノーピークのチタンカップ300にトランギアアルコールストーブがなぜかジャストフィットします。この下に予備の固形燃料を入れた小袋とアルコール計量用の20mlボトルを入れておきます。

これらを組み合わせ、こんな感じで袋に入れています。なおコッヘルの中でアルストを載せたチタンマグががたつくのでゴミ袋用のレジ袋を緩衝材代わりにつめています。
アルミホイルっぽいのは風防、茶色い袋に入った四角いのはゴトクです。コーヒーの空き缶は燃料アルコール入れです。
ロングスプーンはアルミのものを使っていますが、たまに熱すぎる時があるので熱伝導の悪いチタンロングスプーンのほうがいいと思います。この横に適当に割箸を潜ませておきます。
シェラカップはどうしても入りきらなかったのでバックパック外側にカラビナでかっこよく吊るしました。

右レッグには余裕があったのでこのシートを挟んでいます。
これはエマージェンシーブラケットの丈夫なやつで、鳩目があるのでタープのように張ることもできるし、下に敷いてもいいし、寒いときにシュラフの上からくるまってもよい便利なやつです。多少かさばるのが難点です。

トップチューブにはテントポールをくくっています。シートチューブに当てておくとずれません。なおポールはできればこのように付属の袋に入れて、袋の口を前にしておく方がよいでしょう。万一中身が出てきてリアホイールに巻き込まれる事故を防ぐことができます。

ビンドルラックにはテントとマットをそのまま載せています。テントはアライのエアライズ1です。ヒマラヤに行くような山屋さんが使う山岳テントなのでオーバースペックですが、下手なタープより軽くコンパクトで設営も早く快適性も高いので山岳テントはお勧めです。高価なのが難点ですが、Racefaceのクランクセットくらいの値段なのでそこまで無茶苦茶な値段ではなく妥当な価格です。

椅子は例によってヘリノックス タクティカル、これをハンドルバーにつるしています。テーブルはSOTOのポップアップテーブルです。この辺は贅沢装備なのでなくてもいいし、もっと軽い椅子でもいいと思います。

ライト、キャンドルランタン、ナイフ類などの小物はサコッシュに入れてハンドルバーポーチに入れています。

水は今回は右側、エバニューのソフトキャリーを使いました。コンパクトに畳めるので非常に便利です。

と、こんな感じで今回はバイクパッキングを駆使して運んでみました。
サドル下のビンドルラックはかなり余裕を持たせた積み方になりましたので、もうちょっと工夫すれば積載量が増えると思います。
今回ご紹介したアウトドア用品の取扱いももうすぐ開始です!お楽しみに!

なお夜会は12月もやりますので温かい格好でお越しください!

2019年11月20日水曜日

公式サイトができました!

ついに公式サイトができました。
とは言っても、お店の地図とこのブログとオンラインストアへのリンクがあるだけではあるんですが。


まだ試験運用中なのでIP丸見えだったりと突っ込みどころ多数ですが、ブログもそのうちこちらに移管する...かもしれません。
GCP(AWSのgoogle版)で作ったんですが、CSS2準拠程度の古代インターネット人でも簡単に鯖が建てられるので便利ですね。

しばらくは不安定だったりしますがこれから徐々に見やすく作り変えていきます!

2019年11月13日水曜日

固形燃料

ランドナーはもとより、アドベンチャーバイクも単に未舗装路やトレイルを走るだけの車種ではなく、バイクパッキングなど荷物を積んで出かける前提の車種でもあります。
以前から野点を推奨(?)していた当店、アルコールストーブでお湯を沸かしていましたが、更なる軽量化が可能な固形燃料に手を出しつつあります。

シンプル湯沸しセット、インスタ映えのために風防を外しています

固形燃料の利点はとにかく軽いことです。アルコールストーブも十分軽いのですが、本体の他にゴトクと風防が必須になります。
このゴトクと風防は固形燃料でも使いまわせます。となると、燃やすと何も残らない固形燃料はアルコールストーブ本体の分だけ軽量化とコンパクト化ができてしまいます!
実際にウルトラライト系ハイカーの方々も最終的には固形燃料に行き着くようです。



燃料アルコールは右のような小さなボトルに入れるとお湯を沸かす一回分が計りやすくて便利ですが、固形燃料は必要分だけ袋に入れると使いやすいですね。250mlくらいのお湯ならエスビット4gを2個で沸きます。


豆からコーヒーを作る場合には湯沸し用とコーヒー用マグの2つ容器が必要になりますが、インスタントの粉ものやティーバッグを使う場合には上の写真のものだけで事足りてしまいます。フタ付きのカップはエバニュー 400FDです。当店でももうすぐ取扱い開始です!

というわけで、お茶を入れるだけならば圧倒的に軽量な固形燃料、うまくやれば小型サドルバッグやフレームバッグに収納できてしまいます!

2019年11月10日日曜日

ブリーザー ダウンタウン試乗車!

Breezer Downtown(ブリーザー ダウンタウン)の試乗車を用意しましたので、簡単にご紹介したいと思います。

とは言っても見た目以外は標準からあまり変化していません。
シートはフレームカラー的に赤いシートが欲しかったので、標準からPDWのシートに変更しました。

一番大きいのはハンドル周りです。ステムがとにかく気になったので、スレッドアヘッド変換アダプターでアヘッドにして、角度と突き出し量を変えています。バーはライズ0のちょっと変わったプロムナードバーです。グリップはイタリア製の丸っこくてかわいらしいやつ、シフターはサムシフターに変えています。


サムシフターに合わせてブレーキ周りは90年代前半感を出したかったのでカンチブレーキに変えています。チープな見た目とアルミポリッシュが際立つシマノ BR-CT91です。昔ながらのカンチブレーキですがトライアルライダーが調整すると鬼の効きっぷりになるというデモも兼ねています。良く効くのでぜひお試しください。

ライトまわりはまだハブが届いていないので配線がプラプラしていますがB&Mの高級機、IQ-XSです。

基本的には大きくいじるつもりはありませんので、あとは細々した点の見た目を変えて完成かと思っております。

いつでも乗れますのでぜひ一度お越しください!

2019年11月6日水曜日

Breezer Downtown 入荷しました!

長らくお待たせしておりました、Breezer Downtownがついに入荷しました!
公式サイトはこちら!


Downtown EX 税別¥63,000
Downtown EX ST税別¥64,000

さて細かい点をざっくり見ていきましょう。

フレームとフォークはジョー・ブリーズ御大の設計、CrMoパイプを使ったスタンダードなダイアモンド型(EX)とスタッガード型(EX ST)です。ボトルケージ台座はダウンチューブとシートチューブに1箇所ずつあります。

ドライブトレインは1x8、フロントは36T、スプロケットは13-34Tです。

この13-34T、勘の良い方ならおわかりでしょう、そうカセットではなくまさかのボスフリーです。ものすごいコスト意識です。ハブも当然前後ナット式です。
クランクは一応アルミ製ですが、鉄製のチェーンリングが圧入されたタイプです。コスト意識高い。
でもチェーンはシマノより高いKMC Z8なのでニッケルメッキされており、見た目のグレード感が高くなっています。
それでもRDはRD-M310が使われているあたりにジョー・ブリーズ御大の良心が伺えます。このリアディレイラー、下位グレードと侮る無かれ、2000円程度という値段を考えると驚くべき費用対効果をもつ代物なのです。気が向いたらそのうちこいつに秘められた脅威の費用対効果について語りたいと思います。

ハンドル周りは標準的なノースロードバー、なんと鉄製です。コスト意識の塊か。
ベルはあまり見かけないかわいらしい丸っこいのがついています。これはけっこう見た目もいいですね。
問題はこの1 1/8インチスレッドという曲者なヘッドとステムです。アップライトな感じでタウンバイクとしては申し分ないので、標準でも気にしなければ気にならないと思います。
ブレーキはTektro製(けしてノーブランドではない!)の標準的なVブレーキです。よく効いてます。

フレームサイズに合わせて専用設計されたリアキャリア、色によってはフレームと同色でまとめられており実用性だけでない配慮がうれしいですね。
ネズミ捕り式のクリップが付属しています。またテールライト台座もあり、標準では大型のリフレクターが装備されています。

リムは無銘ですが開けてみたらダブルウォールでした。36Hあるので頑丈な足回りでしょう。タイヤは見たことの無いブランドのタイヤです。バルブが米式なのは北米ブランドらしさがあってよいですね。この太さなら高圧が必要ないのでこちらのほうが便利でしょう。
あと熊がいます。

重量は33ポンド、約15kgです。センタースタンド、キャリア、スチール製のフルフェンダーがついてこの重量なら十分許容範囲でしょう。

というわけでざっくりしたインプレッションとしては、上手にコストダウンしたよいコミューターという感じです。この価格帯でこの装備でフォークとフレームがCrMoというのはまずありえませんが、おそらくそこを死守するためのナット式ハブやボスフリーでしょう。

ベーシックな車種こそメーカーのポリシーが垣間見えるものですが、このダウンタウンシリーズは長く乗れる良い自転車(しかも高くない)だと思います。フレームとフォークは妥協せず作ってありますので、パーツを交換しながら長く乗りたい方には自信を持ってお勧めできる一台です。ぜひ現物をご覧ください!

なお試乗用も準備中です!