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Downtown EX 税別¥63,000
Downtown EX ST税別¥64,000
さて細かい点をざっくり見ていきましょう。
フレームとフォークはジョー・ブリーズ御大の設計、CrMoパイプを使ったスタンダードなダイアモンド型(EX)とスタッガード型(EX ST)です。ボトルケージ台座はダウンチューブとシートチューブに1箇所ずつあります。
ドライブトレインは1x8、フロントは36T、スプロケットは13-34Tです。
この13-34T、勘の良い方ならおわかりでしょう、そうカセットではなくまさかのボスフリーです。ものすごいコスト意識です。ハブも当然前後ナット式です。
クランクは一応アルミ製ですが、鉄製のチェーンリングが圧入されたタイプです。コスト意識高い。
でもチェーンはシマノより高いKMC Z8なのでニッケルメッキされており、見た目のグレード感が高くなっています。
それでもRDはRD-M310が使われているあたりにジョー・ブリーズ御大の良心が伺えます。このリアディレイラー、下位グレードと侮る無かれ、2000円程度という値段を考えると驚くべき費用対効果をもつ代物なのです。気が向いたらそのうちこいつに秘められた脅威の費用対効果について語りたいと思います。
ハンドル周りは標準的なノースロードバー、なんと鉄製です。コスト意識の塊か。
ベルはあまり見かけないかわいらしい丸っこいのがついています。これはけっこう見た目もいいですね。
問題はこの1 1/8インチスレッドという曲者なヘッドとステムです。アップライトな感じでタウンバイクとしては申し分ないので、標準でも気にしなければ気にならないと思います。
ブレーキはTektro製(けしてノーブランドではない!)の標準的なVブレーキです。よく効いてます。
フレームサイズに合わせて専用設計されたリアキャリア、色によってはフレームと同色でまとめられており実用性だけでない配慮がうれしいですね。
ネズミ捕り式のクリップが付属しています。またテールライト台座もあり、標準では大型のリフレクターが装備されています。
リムは無銘ですが開けてみたらダブルウォールでした。36Hあるので頑丈な足回りでしょう。タイヤは見たことの無いブランドのタイヤです。バルブが米式なのは北米ブランドらしさがあってよいですね。この太さなら高圧が必要ないのでこちらのほうが便利でしょう。
あと熊がいます。
重量は33ポンド、約15kgです。センタースタンド、キャリア、スチール製のフルフェンダーがついてこの重量なら十分許容範囲でしょう。
というわけでざっくりしたインプレッションとしては、上手にコストダウンしたよいコミューターという感じです。この価格帯でこの装備でフォークとフレームがCrMoというのはまずありえませんが、おそらくそこを死守するためのナット式ハブやボスフリーでしょう。
ベーシックな車種こそメーカーのポリシーが垣間見えるものですが、このダウンタウンシリーズは長く乗れる良い自転車(しかも高くない)だと思います。フレームとフォークは妥協せず作ってありますので、パーツを交換しながら長く乗りたい方には自信を持ってお勧めできる一台です。ぜひ現物をご覧ください!
なお試乗用も準備中です!
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