さて先日お客様とお話していたのですが、
これ
この蹄鉄みたいな物体、これが一体何か皆様覚えておりますでしょうか。
これはブレーキブースターという部品ですね。
Vブレーキが出始めの頃、カンチブレーキと比較し強力な制動力で
フレームがたわむのを防ぐため、フレームの補強として用いられました。
フレーム側がたわむと制動力が逃げるので、これを付けるだけで
ブレーキの効きが良くなるという、トライアルライダー必携の
お手軽グレードアップパーツでした。
こんな感じでブレーキに取付けます。
MTBのディスクブレーキ化に伴い、気がついたら廃盤になっていました。
トライアルですら今ではディスクブレーキが標準のご時世です。
歴史の表舞台からひっそりと去って行ったアイテムです。
逆に今ではVブレーキの効きを甘くする目的で、ブレーキモジュレータ
という部品が付いていることがあります。
大手メーカーのクロスバイクだとフロントに付いていることが多々あります。
昔はブースター入れてもまだ効きが足りない、とリムを
ヤスリで削っていたのに、効きを悪くする部品があるとは...
なおブレーキブースター、ただのアルミ板をU字に切った物でも代用できます。
Vブレーキの効きが足りないときはお試しあれ。
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