2018年2月7日水曜日

レジナバルブ

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。
さて当店一押しElios Viaggio、試乗車のタイヤを交換しました。

こちらがViaggio、100年くらい前の設計のロードスターです

たかがタイヤ交換なんですが、割と面白いことがちらほら
標準のバルブがレジナバルブだというのはだいぶ前にブログで
ご紹介したと思うのですが、
これがレジナバルブ

このバルブはイタリアで主に使われるバルブです。
日本の英式バルブ的ポジションだと思ってください。
国内ではまず見ませんが、使い方は仏式とほぼ同じです。

チューブはサクラ製でした。
国内メーカーっぽいですが台湾か香港か中国かどっかの安メーカーです。
激安シティ車によく付いています。レジナバルブ作ってたんだ...

ちなみにタイヤ自体は見たこともないメーカーのスリランカ製です。
主にインドで流通しているメーカーの様です。
この謎タイヤ、コンパウンドが溶けてリムに固着していました。
引っぺがすのに一苦労です。

固着物を取り除いたリム、内側は見事にストレートです。
クロチェットもフックもない、まさにWO!といった形状です。
今ではほとんど見ませんね。(シティ車ではまだあるかもしれません)

余談ですが、WO(Wired On)とHE(Hooked Edge)はそもそも別物ですので、
ETRTOでビード径が同一でも互換性はないと思ってください。
例えば700Cと29インチはETRTO622で互換性がありそうですが、
本来は別物です。(実際ははまるんですけどね...)
お互いはまることははまりますが、タイヤメーカーによっては
明確に禁止しているメーカーもあります。
自己責任で、というメーカーもあります。
だいぶ前に記事にしてました。
なお店長は自己責任で27.5タイヤを650Bに入れて使っています。
別物とか言っておいて実際は問題なく使えるんですよ...

ただ明確に別物扱いにしているメーカーがあることは覚えておいてください。
HEタイヤはフックでタイヤを保持する構造になっていますので、
原理的にはビード径というものが存在しません(でした)。
この辺は非常にややこしいので詳しくはお店でどうぞ。

今回はシュワルベ センチュリーを使いました。
レーシンググリーン/ホワイトサイドという珍しい色です。
あまり使用例がないアイテムは積極的に人柱になろうという魂胆です。

タイヤ自体はシュワルベらしいタイヤですね。
適度に硬く、ロードクルーザーやマラソンシリーズに近い乗り味です。
とはいえ、元々のタイヤが空気を保持できる輪っかというレベルの物体でしたので
落差が激しすぎて何がなんだか正直よく分かりませんね。

見た目の印象としてはおしゃれ自転車感が出ました。
白サイドで緑の印象が薄れるので、案の定よい具合に落ち着きました。
お値段も700x28C, 700x35C ¥3,300
29x2.0 ¥3,600
とお安いタイヤとなっております。
もちろんシュワルベお得意の耐パンクベルトも標準装備です。
700Cで安く太めでおしゃれなタイヤをお求めの方にはおすすめですね。

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