当店ではビーチクルーザー、クルーザーバイシクルと呼ばれる
所謂クルーザーの取扱い・カスタムも行っております。
海沿いというイメージが強いクルーザーですが、やはり海沿いには似合います。
さて、このクルーザーという自転車ですが、
サーファーがサーフボード片手に海岸を走ると語られる自転車ですが、
クルーザーのルーツはどこにあるのでしょうか。
クルーザーのルーツは実は1930年代アメリカに遡ります。
当時は、アール・デコから派生した流線型デザイン(ストリームライン モダン)が
世界的に大流行した時代です。
例えば、当時の満鉄あじあ号を牽引していたパシナ型蒸気機関車はいち早く
その流行を取り入れています。
(ちなみに鉄人28号も戦中に開発された設定なので、このストリームラインデザインが取り入れられているのではないかと店長は密かに思っています)
パシナ型蒸気機関車。Wikipediaより
このような当時の流行を取り入れた自転車がアメリカで発売され、自動車に乗れない
若年層を中心にヒットしました。
この自転車がクルーザーバイシクルです。
そして、ユーザーの年齢とともに乗られなくなったクルーザーは
納屋の中で眠りにつきました。
(メーカーの状況を見るに細々と生産され続けてはいたようですが)
そして時は下り1960~70年代、アメリカ西海岸で
若者が自宅の納屋で古い自転車を発掘します。
父親かおじいちゃんが乗っていたその自転車をカスタムし、サーフィンの
アシとして使ったのがビーチクルーザーの始まりです。
当時のヒッピー文化と共にビーチクルーザーは爆発的に流行し、
現代に続くクルーザーが確立されました。
というのがクルーザーの歴史です。
現在では自転車の1ジャンルとして、アメリカンカルチャーとして、
確固たる地位を築いています。
カスタムして良し、シンプルに徹して良しと懐の広い自転車です。
さてさてクルーザーの歴史と共に今日の走行履歴を貼りました。
ゆっくり追い風に乗って気がつけば往復40kmも走っていました。
クルーザーだと流石にめちゃくちゃしんどいですね。
ゆっくり平地を走るのがクルーザーです。無理はやめましょう。
ちなみになるべく未舗装路を通ってみました。
意外と未舗装路がまだ残っているもんですね。
次の走行会は未舗装路メインにしようかなと画策中です。
なお今日のお土産は桜餅でした。
それではまた来週!
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。