パンクの原因で多いものがリム打ち(スネークバイト)と言われます。リム打ちパンクとは、空気圧が低いときに段差を超えたりすると、リムと段差の間でチューブが挟まれてパンクするというものです。
このとき、穴が2箇所空くことが多いので(リム側のみ1箇所のこともある)、蛇の噛み痕のように見えることからスネークバイトとも呼ばれます。これは空気圧が低いのが原因なので、適正に空気圧を保っていれば減らすことができます。
ですが実際にパンク修理をしていてスネークバイトは言うほど多くないというのが印象です。代わりに最近非常に多いのが以下のパンクです。
チューブに折れ目が入っています。この折れ目に沿って穴が空いてます。チューブ同士がこすれるとすぐ破れます。タイヤ内でチューブが折れ曲がったまま空気を入れると起こるパンクです。
完全に空気が抜けたくらいの状態で走ったり、バルブ付け根のネジが緩んでいたりするとチューブが中で動いて偏りますが、バルブが傾いているのに付け根のネジがしっかり締め付けられているときは組付け不良です。斜めだけど締めればなんとかなるだろうで締め付けられたと見て間違いないです。
ほぼ新車に近いママチャリでもよく起きています。販売時にチェックしないんでしょうか。謎です。
バルブが真っ直ぐではなく傾いているときには中でチューブがヨレていますので、一度空気を抜いてチューブの位置を調整してやる必要があります。
ご自分でパンク修理などを行った時には注意してください。空気を入れる前にバルブが傾いていないかチェックしましょう。
なお、分厚いママチャリ用のチューブだと後々でパンクになる程度には耐えますが、700x23Cなどの薄いチューブだと空気圧を上げた瞬間に破裂すると思います。(昔々、チューブをケチってサイズの太いチューブを細いタイヤに無理矢理入れたら盛大に破裂しました)
シュワルベ マラソンのようにこういうパンクにも強いタイヤもございます。マラソンは各サイズ常時在庫しております。
というわけで、空気をしっかり入れていればリム打ちは回避できますし、空気を入れるときにバルブが傾いていないかチェックすることで上記のパンクも回避できますのでチェックしてみてください。あとは運でしょうか...
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