2018年4月11日水曜日

650B

こんばんは。バイクカフェ カイエンドーです。

さて昨今流行(?)のタイヤサイズ、650Bについて
思ったことをつらつらと書いてみました。
あと、去年の年末から実走テスト中の650Bホイールについてです。

MASI GIRAMONDO 27.5
こちらも650B同サイズです

WO650B、(ETRTO 584)は、かつてランドナーなどでよく使われていたサイズで、
MTBで定着したHE27.5インチと同じリム径になります。
(厳密には違うんですがほぼ同じと見て問題ないです)
ここ数年、グラベル、アドベンチャーバイクで採用事例が増えています。

650x50Bと700x23Cは、どちらも周長約2090mmで
ほぼ等しくなっています。
700Cと同じ周長でも倍以上のエアボリュームが得られます。
つまりギア比と巡航性能を大きく変えることなく、
高いクッション性が得られることになります。
そのため、アスファルトとダート、時にはシングルトラックまで
場所を選ばないアドベンチャーバイクにとって最適解の一つでしょう。

ちょっとずれてますが...

というわけで時流に乗るべく、店長のアラヤ フェデラルは
去年の年末からアラヤの新型650Bリム、TX-310Fを使って
ホイールサイズを変更しています。
フェデラルのホイールは元々は650Aですね。
タイヤはシュワルベ マラソンクロスを使っています。
周長2090mmですので700x23Cと同じ周長です。

マラソンクロスは、マラソンファミリーの高い対パンク性と
耐久性を持つ、オフロードツーリング向けタイヤです。
3ヶ月実際に使ってみての感想ですが、
走行抵抗の大きさはさておき、シュワルベらしからぬ柔らかいタイヤです。
空気圧も4-6barの範囲で幅が広めなのがよいですね。
大きく傾けても挙動があまり変化せず、サイドのグリップ力も高いです。
サイドに配置されたノブが効いているのかもしれません。
走行抵抗の大きさ以外は非常によいタイヤです。
フラットダートを飛ばしても、アスファルトを走っても
どちらも同じように走れるタイヤという印象です。

キャリアに20kg程度積載しても走行感が大きく変わらないのは
積載前提のマラソンファミリーらしい点です。
柔らかめのタイヤですがその点はしっかりしています。
速く走る気がなければとてもよい選択肢になるでしょう。

ただやはり走行抵抗が大きいので、650Aマラソンで32km/h程度の巡航速度が
25km/h前後に落ちました。自重は650Aマラソンより軽い470gですが
乗った感じ大変重いです。

このマラソンクロス、残念ながら国内では廃版になってしまいました...

こちらはパナレーサー グラベルキング 27.5x1.50
なんでもこなす優等生タイヤ、チューブレスレディで登場!

というわけで、650Bは今後目が離せないサイズです。
アドベンチャーバイクでは定番化していくのではないでしょうか。


廃版のマラソンクロス、良いタイヤだったんですが...
割と気に入ったので磨り減るまでつきあおうと思います。
重いけど。

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