別に怪でも何でもないんですが、ハブダイナモのコネクタについてです。
大変ご好評いただいております、当店オリジナルの700Cハブダイナモホイールです。こちらに使用しているDH-C2100というハブダイナモなんですが、これはシマノのHILMOシリーズという、日中も点灯する前提のシリーズです(安直な命名だ)。
これは出力0.9Wと低出力の代わりに、安価で軽量で常時点灯しても重くないという新しいハブダイナモです。
問題はこいつのコネクタです。
今まで従来からあるE2端子だと思っていたんですが、どうやらJ2-Aという新しい端子のようです。
左の黒とグレーの2パーツ構成のものが従来からあるE2コネクタ、右の黒いのが問題のHILMO用J2-Aコネクタです。
何が違うかというと、溝の位置が違います。
そのため、HILMOにE2コネクタは入りません。
今までのE2にもHILMOのコネクタは入りません。
ハブ側を見てみましょう。左の銀のハブがHILMO、右の黒いハブが従来品です。
端子の幅などはまったく同じなんですが、出っ張りの位置が違うため互換性がなくなっています。(なお樹脂部分を削ればHILMOに入りますが自己責任でお願いします。配線のショートに注意してください。)
今までは「1パーツにしてコストダウンしたのか、やるなシマノ」程度に考えていましたがどうやらまったく違うものだったようです。
これは従来の2.4~3.0Wの高出力のハブに、0.9W低出力のHILMOライトをつないで燃やさないための対策だと思われます。
逆に、0.9WのHILMOに従来のライトをつないだ場合、多少暗くなるものもありますが使えることが多いです。
ただ昔の機種と安価な機種はレギュレータではなく抵抗制御していることもあるので、そういった場合には点灯しないこともあります。
HILMOでも使える専用品以外のライトは現在調査中です。
こちらのシマノ LP-X101オートライトは点灯しました。
他の機種も判明し次第、紹介していきたいと思います。
こちらのGP製 CG-121Wは0.9Wハブでは使えません。なぜ使えないのかの技術的な内容はそのうちアップします。使えないのに山のように発注してしまいました。つらい
というわけでまだ新製品なのでわからない点も多いHILMOハブダイナモですが、HILMOライトと一緒に使えば間違いありません。
見た目もかなりかっちょいいのでお勧めです!
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